トロトロちーづのパソコンブログ

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【ソシャゲ】RMT仲介業者を利用してはいけない【◯ツブシ】

誰かを名指しで非難するようなことってあんまり良くないのは分かってるんですが。

 

ワタクシ『グランブルーファンタジー』や『FGO』といったソシャゲも何本かプレイしててネットで攻略情報を調べたりしているんですが、

ターゲッティング広告でこんな広告がしょっちゅう表示されるんですよ。

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安心もクソもあるかよって

そう、ソシャゲアカウントの

RMT仲介業者」

でございます。

 

 

そもそも「RMT」って?

特にソシャゲにおいてRMT、すなわち「リアルマネートレード」と言えば、

「金銭を伴うアカウントの譲渡」のことです。

最近のソシャゲでは、機種変更に伴うデータ移行や、別端末からログインをするのに使うパスワードやログインIDが発行されます。これらの情報さえあれば、赤の他人でもアカウントを使ってゲーム出来ちゃうわけです。

ソシャゲをやらない人にも分かるように説明すると、「他の人が育てたデータをもらってゲームが出来る」ってこと。カセットが無い、基本無料のゲームならではの話です。

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引退=冷めたって人が幾らかでも取り戻したくなるのは分かるけど…

アカウントを売る側は「もう引退するのでアカウントを金に変えよう」って人が多いのかな?『FGO』のような有名タイトルなら、課金額の2割くらいは戻ってくるとか。

長期間のログインボーナスだけでもゲーム内リソースは溜まっていくので、売っぱらう為だけに毎日ログインだけするアカウントをいくつも作ってる養殖業者もいるらしいですね…

 

違法性は無いの?

今回ワタクシが調べた範囲で結論から言うと、「日本のユーザーが警察に捕まる可能性は限りなく低い」だろうとは考えられます。

警察が家に来る系の犯罪、つまり刑法にはRMTについて特に言及したものは無いんです。

なんせワタクシ弁護士じゃないのでなんとも言えないのですが、RMT自体は違法とは断定出来ないみたい。

 

ただ、ほとんどのソシャゲの利用規約では「RMTするんじゃねー!」と書かれていて、ゲームを始めるときにこれらの規約に同意をしているはずなので、民事訴訟でソシャゲの運営に訴えられたら多分負けることになるんでしょうね。

現実問題として規約違反したアカウントの持ち主をいちいち訴えていたらきりが無いので、利用規約に「規約破ったらアカウント止めますよ!」って書いておいて、実際にRMTが確認されたらアカウントを停止するのが一般的ですね。

 

業者を利用すれば安全?

RMTで昔から言われていることで、「ユーザー同士の取引で詐欺が多い」っていうこともあります。

Amazonギフト券で入金が確認されたらパスワード教えます」みたいな取引を持ちかけて、入金が確認できたらトンズラこくってヤツですね。

これはまぁ紛うことなき詐欺なので普通に警察に行っても良いとは思いますが、RMTなんかしてこんなのに引っかかるのも自業自得。ネット犯罪で警察が動いてくれないってのもよく聞く話ですし。

 

閑話休題

こういう詐欺ユーザーが増えたために、RMT仲介業者」なる者が台頭してきたわけですね。「ちゃんとした会社を作ってやってるので、売る側買う側どっちも安心ですよー」ってことです。

確かに法律的にRMTは捕まるようなことでもないし、会社として届け出を出してる以上詐欺もやらないでしょう。じゃあここからアカウントを買えば安全なのでしょうか?

 

そもそも垢買うんじゃねぇ!バーカ!

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強くてニューゲームがムカつく!というのもありますし、ゲームをプレイする上で「神」である運営が禁止していることをすんな!というのもあるし、

なにより君が買ったアカウントは利用規約違反によってアカウント凍結」の時限爆弾を背負ったアカウントなのですヨ!

仮にそれで楽しくゲームしたとしても、ある日突然データが消える可能性大なわけです。イヤでしょ?

 

売る方についても同じです。

引退するからカンケーネー!なんて思うのは勝手ですが、一度利用規約に同意したんだからそれを破るのは倫理感どうなってんの?って話ですし、

放流されたアカウントもやっぱり凍結時限爆弾のスイッチが入った状態になってるわけです。

悪いのはお互い様ですが、「テメーから買ったアカウント不良品だったんだが?」みたいなことを言ってくるDQNが沸かないとも限りません。仲介業者を挟んだとしても、アカウント自体に残された情報っていうのはどうしても残ってしまうもんだし。

 

そんなわけで、「安心」を謳っておきながら、「RMT仲介業者」の売り物はもれなく時限爆弾。

そもそもRMTなんかするなよ!というお話でした。