【2004】OSアップデートでパソコンの音が消える?【解決法】
Windowsパソコンを利用しているとよく起きる問題として、「アップデート後に音が出なくなる」問題があります。
かくいうワタクシも、今回Microsoftによって実施された「Ver. 2004」への強制アップデートでイヤホンとマイクの両方がお亡くなりになりました…
今回は、アップデート後に音が出なくなったパソコンを直すための備忘録です。
アップデート後に音が出なくなる原因
Windowsアップデート後に音が出なくなるのはズバリ
「オーディオドライバーが破損・消滅するから」
パソコンにおける「ドライバー」とは、「パソコンがデバイスを利用するためのトリセツ」みたいなソフトウェアのことです。
一つの塊に見えるパソコンですが、実際には様々なパーツの集合体。そしてそれらのパーツ=デバイスを正しく動作させるためには、それぞれに対応したドライバーが必要になるわけです。
パソコンが生成した音声データを、実際に人が聴けるようイヤホンの信号に変換するパーツを「サウンドカード」とか「デジタル-アナログコンバーター」と言って、当然これらを動かすのにもドライバーが必要になります。
「Windows」という大きなパッケージの中には、世の中でよく使われるオーディオドライバーが最初からある程度内包されているので、Windowsをインストールされたパソコンは特別な操作ナシに音を出したり録音したりできます。
しかし、アップデートする際に古いオーディオデバイスに対応したドライバーが「これは型落ちだから内包しません」と消されてしまったり、ドライバーそのものが破損してしまったりで失われてしまうと、オーディオデバイスを動かすことが出来なくなって「音が出なくなった!」となるわけです。
この問題が起きやすい環境は?
今まで2回音が出なくなった経験上、生産から3年以上が経過したパソコンでは起きやすい印象です。
1回目は2018年、ASUSのノートパソコンで発生。もともと低スペックで安いパソコンということで、ただアップデートをするだけでも容量不足や処理落ちに悩まされましたが、その過程でドライバーが消滅して音が出なくなりました。
2回目は2020年、自作したデスクトップパソコンで発生。当時から手を加えているのでスペック自体は現役でしたが、サウンドカードを搭載しているマザーボードは5年目とかの製品なので、まぁ型落ちってことなんでしょう。
また、1回目のノートパソコンでは内蔵スピーカーとイヤホンジャックで利用。
2回目のデスクトップではマザーボードのイヤホンジャックで利用していました。
一番簡単な解決法
一番手間がかからない方法は、
「外付けのUSBサウンドカードを別途導入すること」
イヤホンジャックを増設したり音質を向上させる目的で導入されるUSBサウンドカードですが、もともと内蔵されているサウンドカードとは別のドライバーを使うので動作が改善する可能性が高いです。
またUSBオーディオのドライバーは汎用性が高いため、「ドライバーが当たってなくて動かない!」ということも少ないでしょう。
なにより安いもので1000円前後の価格が魅力。アレコレ頑張るよりも手間がかからず治る可能性も高いので、USBサウンドカードの導入はかなりオススメです。
今回サクッと導入したのはコレ。